ゲメリス島に沿って延々と続くビッグ・ドロップオフは、極低潮時には水面に露出するほど浅いリーフの縁から、水深274メートルという目もくらむような深海へ一気に垂直落下する、世界でも類を見ない壮大な断崖絶壁です。
この切り立った壁沿いには生命力あふれる水中世界が広がっており、リーフの端ではピラミッドバタフライフィッシュやツノダシの群れが舞い、サンゴの隙間をタテジマキンチャクダイや素早いアブラヤッコが通り抜けていきます。また、イソギンチャクを住処にするクマノミやハナビラクマノミの姿、そしてリーフの頂部で休息したり餌を探したりするタイマイ(ウミガメ)の優雅な姿も日常的に見ることができます。
さらに視線を崖の下へと向ければ、砂地で静かに眠るネムリブカやオオテンジクザメの姿を確認できることもあり、浅瀬の色彩豊かな風景から深海の神秘的な雰囲気まで、あらゆる海の魅力が凝縮された圧巻のスペクタクルを堪能できます。